期 日:令和5年2月10日(金)、令和5年2月17日(金)
講 師:八重樫 理人 香川大学情報メディアセンター長・創造工学部教授 ほか5名
受講者:13名(オブザーバー参加:リコージャパン(株)3名、日本マイクロソフト(株)3名)
この専門講座は、香川大学の地域貢献の拠点の一つである「地域人材共創センター」がこれからの共生社会に貢献しうる地域人材育成を果たすべく、地域との共創による取り組みとして企画・提供する社会人向けのリカレントプログラムです。
本講座「Kadai DX塾」は、大学で実践してきたノウハウ、実際の成果などを踏まえて、入門編として産官学金労言の皆様を対象に、地域のDXを目指してDX推進の実践ができる人材を育成することを目的としたものです。大学の研究活動による専門知識とリコージャパン(株)が地域に密着した事業展開で培った課題解決力をもとに香川大学情報メディアセンターが中心となりコーディネートしました。
香川大学と連携協定を締結しているリコージャパン(株)、日本マイクロソフト(株)と連携して取り組み、Microsoft365を用いた業務システム開発のハンズオンをオンライン併用で行ったもので、講座の受講料は2万4千円と高めですが、東京都、島根県や県内遠隔地の様々な業態から参加がありました。
講座は、令和5年2月10日(金)13時から4時間、2月17日(金)13時から4時間の全8回で構成し、それぞれで変革の最前線で活躍する担当者や有識者を講師陣として、香川県や香川大学のDX推進の取り組みを学んだ上で業務システム開発ハンズオンを行うことで知識の定着とMicrosoft Power Platformを使ったアプリ開発を体験しました。
第1回~第4回講義では、香川県政策部デジタル戦略総室デジタル戦略課長の藤澤 朝美氏の「香川県におけるDX推進の取り組み」の講義、香川大学情報メディアセンター長の八重樫 理人氏の「香川大学のDX推進の取り組み」の講義を学び、質疑応答を行いました。
次いで、同センターDX推進部門の小寺係長による業務システム開発ハンズオンが行われ、それぞれがForms、Power Automate、Outlookを使ったアプリ開発を体験し、最後には作成したシステムフローを実行し動作を確認しました。
第5回~第8回講義では、香川大学情報メディアセンター特命教授の山田 哲氏、特命准教授の浅木森 浩樹氏の「リコーグループのDXの取り組み」の講義、同センターDX推進部門の武田係長の「香川大学の業務プロセス改革の取り組み」の講義を学び、質疑応答を行いました。
次いで、同センターDX推進部門の小寺係長による業務システム開発ハンズオンが行われ、それぞれがPower Virtual Agentsを使ったアプリ開発を体験し、最後には前回に作成したPower AutomateとPlannerを連携させたアプリ開発を体験し、作成したシステムフローを実行し全員が動作を確認して終わりました。
オンラインを併用して個別サポートしながらのハンズオン研修でしたが、受講生からは講義の内容の質が高くて良かった、DXラボの学生によるハンズオンサポートが良かったとの嬉しい声が寄せられました。
最後に八重樫情報メディアセンター長より、受講生一人一人に修了証書が交付され閉会となりました。
また、講義の開始前や休憩時間には、受講生同士、講師との間で名刺交換や情報交換を行うなど、終始和やかな雰囲気で活発な交流が見られました。
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