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リカレント専門講座の概要
地域人材共創センターでは、これからの共生社会に貢献できる地域人材を育成するために、地域との共創による取組を積極的に充実強化しています。特に、生涯学習に関して、リカレント教育(社会人の学び直し)の視点を取り組んだリカレント・リスキリングの講座を幅広い地域の方々のニーズに対応した魅力溢れる講座を提供していきます。令和4年度からは、地域や企業、地域の方々などの様々なニーズに応える、社会人・職業人を対象とした高度で専門的なリカレントプログラムを「リカレント専門講座」として企画・開催しています。
ニーズの例
- 企業様の特定の専門分野や技術に関する高度な専門講座・企業様の経営層や実務担当者の方を対象としたDX人材養成講座
- 自治体や企業様を対象としたまちづくり人材養成講座
- 大学卒業者の方のさらなる学習意欲に応える大学院レベルの講座
- 退職者や特定資格取得者の方の再就職に向けた専門技術の学び直し講座
- 企業様の国際化に伴うグローバル人材養成講座
香川大学には、文系、理系問わず、様々な専門分野の教員がおりますので、地域の皆様のニーズに応じた講座を企画・開催することができます。「お問い合わせ」欄から、皆様のニーズをお聞かせください。
リカレント専門講座が開講されるまで
- 企業様や地域の皆様からの要望(ニーズ)について、地域人材共創 センターのスタッフがその内容を実現性の観点から検討し、依頼者の方と調整しながら企画書を作成します。
- 本学の各学部・研究科にはそれぞれコーディネーターがおり、そのコーディネーターが企画書に基づいて学部・研究科の教員と調整し、講座担当教員(複数名で担当することも可能)とコンテンツの企画・立案をします。
- 当該コンテンツが依頼者のニーズとマッチしているか、適切かどうか等について学内で審議します。
- 上記でリカレント専門講座としての開講が認められれば、募集要項やチラシ等を作成し、広報・募集活動を行います。
- 受講申込者が最少催行人数(概ね5名以上)を超えると開講が決定します。
- 受講申込者は大学の指定する期限までに受講料を納入していただきます。
- 講座の受講者には、修了証書を交付します。
開催予定のリカレント専門講座
2025年度に開講予定の講座については、概要を公開いたします。各講座の申込時期や詳細については、随時公開の予定です。
■ 海と共に歩む未来へ(4/24~)
香川大学が日本政策投資銀行(DBJ)と連携して推進している“ブルーカーボン事業”を題材に、地域、組織のカーボンニュートラル・ネイチャーポジティブにかかる今後の可能性と課題を認識し、事業化に結び付けられる地域人材を育成することを目的とします。知識を獲るだけの授業に留まらず、双方向のやり取りを行うことを基本とし、グループ演習では積極的な議論を踏まえたイノベーティブな提案が出てくることを期待しています。
■ 経営戦略としてのDXを考える(10/7~)
VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代におけるDXは、単なる業務効率化にとどまらず、デジタル技術を活用して新たな事業創出や働き方改革、人材育成を通じて企業の競争力と活力を高めることが求められます。本講座では、経営戦略からDX のあり方を捉えなおし、体験的にDX のアイデアを創出し、さらにはDX 人材の能力開発計画書の作成まで行うことによって、企業経営に貢献できる人材を育成します。
■ 社会や学生から選ばれる企業を考える(10/22~)
少子化が進む中、企業の採用・定着は困難を極めています。本講座では、離職の背景を「働く側・雇う側・地域社会」の3つの視点から分析し、今後の困難に向き合うためのマインドセットを養うとともに、「より魅力のある企業風土づくり」のために必要なことは何かについて実践的に学びます。大学教員と第一線で活躍する外部講師(企業人)が理論と実践の両側面からアプローチし、現代社会の企業が抱える人的課題の解決と事業成長に貢献できる人材を育成します。
■ DMOの実践から学ぶ地域主体の観光振興・地域戦略(12月上旬)
政府は経済波及効果の大きい「観光」を重要な成長分野として位置づけ、観光立国の実現に向けて邁進していますが、一方で近年オーバーツーリズムなど「観光」が地域に及ぼすマイナス面が取り沙汰されています。地域のための観光とはどういうものでしょうか?本講座では、徳島県にし阿波地域「DMOそらの郷」元事務局次長である出尾宏二氏を講師に迎え、「地域に暮らす人たちのための、持続可能な観光」について基本的な知識や概念を理解し、現地視察やワークを通じて「住民主体(地域主体)の観光地域づくり」について、具体的にアイデアを形にしていきます。